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境界をなぞる

境界こそが僕の領域

サキノハカという黒い花とともに

 
 
 

今回は、好きなマンガについて語りたいと思います。

正直に言いますと、僕、オタクだったんですよね(知ってたろうけど)。マンガとかゲームとか大好きで、ずっとそればっかりやっているようなタイプの。マンガとかアニメだと下記の作品が好きでした。

ゲームだと、インディーズ系や、SkyrimGTAをはじめとしたオープンワールド系を含めて、腐るほどやりました。だから、リアルに触れないで大人になってしまったわけですね。

なんで、こういうのにハマりだしたのかというと、元々ガンダムとかゲームとかは好きだったんですけど、本格的になったきっかけはプラネテスでした。これは、デブリ回収会社の主人公が国家プロジェクトに参加して、木星に到達するまでの物語です。宇宙兄弟みたいな感じでしょうか?

魅力の1つは、木星へのプロジェクト参加の公募を読んだ主人公が意識高い系になって、そこから燃え尽きて暗黒面に落ちて、さらに立ち直って最終的に結婚するっていうプロセスを哲学的な問いを交えて描いているところだと思います。その節々において、自分の広大無辺な宇宙における存在意義を問うたり、地球というゆりかごから離れた人間がどう生きていくのかを問うたりする。宗教的とか説教臭いとか言われちゃいますよね。

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後もう一つは、テクノロジーに関する記述が熱いこと。木星往還船フォン・ブラウン号(上図:プラネテス公式HPより)のエンジンとして、2つの対向するコイルによって磁場の檻を作って、そこに閉じ込めたプラズマからエネルギーを得る「タンデムミラー型エンジン」が登場します。そういったガジェットが男の子をくすぐるわけです。後、重力の薄い月で生まれたため、身長がやたら高い女の子とか。軌道を漂いアクティブに目標を補足し撃墜する軌道地雷とか。SFしているわけです。

自分で中学ぐらいに偶然どこかでマンガを読んで、僕はとても憧れました。未知なるフロンティアに向けた開発に従事することができたらどんなに素晴らしいだろう。ぜひ宇宙開発に参入したい!そんなことを話したら当時の友達に「お前は可哀想なやつだなぁ」と笑われました。可哀想なのは彼の方です。

ともあれ、そこから様々な作品にハマっていくわけですが、結局、こればっかりにかまけすぎて、僕はリアルな熱を持った人々との付き合いを長年放棄してきてしまいました。コミュニケーションの内容がマンガとかアニメを噛ませないとできないんですよね。後は特に趣味があるわけもない。本当に植物のような青年期を過ごしています。

 

しかし、つい最近、転機が訪れました。ここ2~3年前なのですが、思い立ってマンガとゲームを全て処分しました。理由としては、僕はマンガやゲームを自分が思っているほど好きじゃないということに気づいてしまったんですね。大人になったからか知らないけど、マンガに出て来る全てのワードがうさんくさい。アニメも笑えてくる。今のアニメって、女の子が武器持って戦うじゃないですか?あれがうさんくさいんですよね。じゃあなんでマンガをずっとやっていたかというと、消極的な理由、ただの現実逃避だったわけです。

 後もう一つの理由として、これが大きいんですけど、実は僕の本業ではないんですけど、副業みたいな感じで宇宙開発を行う研究室に出入りしています。そこで、さすがに木星往還船なんかは作ってないけど、様々な宇宙に関する研究の手伝いを行っています。つまり、僕の現実は、僕の憧れに近づいてしまったわけです。(つまり、上の僕の友達はやっぱり可哀想だったわけです。)そうなると、僕にはもうマンガは必要ない。

 

今回のこの内容はオタク趣味を否定するわけではありません。ただ、僕自身の懺悔で書きました。もっとオタク趣味と上手に付き合っていけばよかったなぁと考える次第です。もちろん、今でもたまにオタク系のブログも見ますし、プラネテス吾妻ひでおのアル中日記、バーナード嬢曰くなどは保持しています。だけども、過去のあこがれを叶えるということが、ある意味、大人になることの契機を与えてくれたのかなぁ、なんて考えています。